誕生によせて
野口悠紀雄先生の「天使の出現」を読み終えた。
「明日がない日」は必ず来る、重要なのは現在を生きること
と小さく帯に書かれてるので買ったんだけど。
最後に先生の記憶に東京大空襲の様子が
書かれていた。こどもは遊びの天才だ・・とも。
第二次世界大戦で東京が焼け野原になった・・というのは聞いていた。
祖父母も渋谷にいたし、父も原宿育ちだし。
10万人にもおよぶ死者、地震や最近おきた津波などの
天才でなく、戦争という人災で、これだけの人、
しかも、戦闘機に乗っているわけでもない、ごく普通の
一般市民が・・亡くなったんです。
生死をわけたのはほんの偶然の出来事と野口先生は
書かれている。
私が生まれたこの日に、親が戦争で生き延びてくれて
よかった、と思います。私という人間がこの世に存在するには
父と母がいなくてはならない。
自称霊感カウンセラー江原さんの「親を選んで生まれたのだ」
には納得しないけど。選べるのなら、普通の、血の通い合う
暖かい夫婦の元に生まれたかった。
親を選べないんだからしかたがない、
私が私であるためにこの環境が必要だったのだ、そう思っている。
強く生きていくために。
独りでも生きていけるように
« お風邪なんてひいてませんか? | トップページ | 欲深なもの »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- まいったなぁ・・(2019.08.21)
- お届けが届いたので(2016.04.01)
- ずいぶん長く更新してなかったです(2016.03.13)
- いまさらですがー。おまけの案内もあり(2016.02.05)
- あけましておめでとうございます(2016.01.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント