祖母の命日に思い出す
母方の祖母は96歳で、天寿をまっとうした、
安らかに逝き老衰だった。
亡くなる前にたずねていった時、私の名前をはっきり呼んで、
それでも、最近はぼけちゃって、ぼけちゃって・・と言っていた。
明治生まれでいつも着物を聞いてるおばーちゃんだった。
私が小学生のころ、運動会を見に来るのが楽しみで
10月なのだが、まだ青いみかんと栗をもって毎年きてくれた。
運動会そのものは私は喘息で走るのもダメ、体育は見学ばかり
立ってるだけで貧血をおこして保健室・・というありさまで
苦手な行事だったのだが、おばーちゃんが来てくれるのが
楽しみであった。
亡くなった時はとても悲しく、私は涙したのだが、
ふと通夜の席でまわりに目をやると誰も悲しんでいない・・
むしろ、めでたい・・・と。
自分だけが感覚が違うのかと不思議な気分だった。
ほんとは悲しかったのかもしれない、でもまわりは大人で
いい歳をした年齢でもあり、にぎやかに明るくふるまうのが
故人が喜ぶことと心得ていたのかもしれない。
雨がざんざんと降っているのでちょっと今日は思い出に
ひたってみました
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コメント
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長生きしていただいた、ことによって・・・子孫であります、私たちに、勇気>希望>安心>素直>頑張り>絆>誇り>充実>その他> いろいろな ことを教えてくれました・・・・お祖母さんの、エネルギーも、いつも霰カウンセラーを包んでいるのでしょう・・・ 運動会!・・・ 一粒の雫!的な・・感じだったのでしょう・・・・ ・・(感じかたは、いろいろです)
投稿: お祖母さんの微笑 | 2007/07/15 14:51